- 住宅展示場のモデルハウスと完成見学会で見れる家の違いを知りたい
- 住宅展示場のモデルハウスを見学するメリット、デメリットが知りたい
- 完成見学会の家を見学するメリット、デメリットが知りたい
家を建てる前に、「住宅展示場のモデルハウス」と「完成見学会の家」の違いを知っておくことはとっても重要。
それぞれの違いを理解することは、理想の住宅と現実の住宅のギャップをなくすことに繋がります。
この記事では、「住宅展示場のモデルハウス」と「完成見学会の家」の違いを比較し、それぞれのメリット、デメリットを徹底解説します。
- 住宅展示場と完成見学会の違い
- 住宅展示場でモデルハウスを見学するメリット・デメリット
- 住宅展示場のモデルハウスを見学するメリット
- モデルハウスなら住宅メーカーの最高級の設備が見れる
- 住宅展示場なら気軽に足を運べる
- 住宅展示場なら一度に多くの住宅メーカーの見学ができる
- 住宅展示場のデメリットと注意するべきポイント
- 住宅展示場のモデルハウスは非現実的な間取りと空間
- ・住宅展示場は最高級グレードの家【建設費は1億超えも】
- 完成見学会のメリット・デメリット
- 完成見学会の家を見にいくメリット
- 完成見学会は現実的な住宅を見学できる
- 見学している家のこだわりのポイントを聞くことができる
- 完成見学会は外観や内装を参考にできる
- 完成見学会のデメリットと注意するべきポイント
- トイレがない場合がある
- 完成見学会は混んでいるとゆっくり見れない
- 完成見学会は開催場所がバラバラ
- 『住宅展示場のモデルハウス』と『完成見学会』の違いのまとめ
住宅展示場と完成見学会の違い
家を建てるなら、住宅展示場に行くというのが一般的に知られている住宅メーカーの決め方。
住宅展示場に行けば、多くの住宅メーカーのモデルハウスを一度に見学することができます。
しかし、住宅展示場に行って住宅メーカーを決めてしまうと、あとで後悔することも。
そうならないために、まずは「住宅展示場のモデルハウス」と「完成見学会の家」の違いを解説します。
住宅展示場 | 完成見学会 |
---|---|
家の理想を最大限に伝える場所 | 現実的な住み方を見てもらう場所 |
最新の設備やデザインを見て感じることができる | 現実的な設備やデザインを見て感じることができる |
定休日以外はいつでも見学可能 | 週末(予約くすると平日も可の場合もある) 見学できる期間も2~3日 |
いつでも多くの住宅メーカーが比較できる | 開催場所がいつも異なる |
グレードの高い内装や設備で建築している | 一般的な水準の内外装で建築している |
住宅展示場と完成見学会は、家の完成形を見るという意味では同じですが、役割が違います。
・住宅展示場は夢を膨らませる場所
・完成見学会は現実的な住み方を見学する場所
これを知っておくだけで、見る目線が変わります。
住宅展示場は、高級住宅であることを覚えておきましょう。
現実的な仕様と間取りは、完成見学会で見ることができます。
住宅展示場でモデルハウスを見学するメリット・デメリット
住宅展示場を有効活用するためには、メリット・デメリットを知っておく必要があります。
住宅展示場の特性を知っておけば、見る目線が必ず変わります。
さっそく、紹介します。
住宅展示場のモデルハウスを見学するメリット
モデルハウスなら住宅メーカーの最高級の設備が見れる
住宅展示場は住宅メーカーが持っている最大限の設備を惜しみなく取り入れている住宅です。
このため、最新の設備やキッチン、内装などを目で見て感じることができます。
大きさや質感は、どうしてもカタログだけではわかりません。
インテリアとしてどのように溶け込むかを見るには、モデルハウスが最適です。
「床暖房や全館空調を体験したい!」
なんて人は住宅展示場に行けば、体感することができますよ。
住宅展示場なら気軽に足を運べる
住宅展示場は全国各地にあり、いつでも見学できます。
工務店のように完成見学会の時しか見学ができないとの違い、気になる住宅メーカーの家がいつでも見学できます。
また、住宅展示場は定期的にイベントを開催しています。
イベントによっては、無料の駄菓子屋が出たりするので、お子さんと一緒に楽しめるので、住宅展示場に遊びに行く感覚でOK。
いつでも見学できるのは住宅展示場の強みです。
住宅展示場なら一度に多くの住宅メーカーの見学ができる
住宅展示場は多いとこでは、大手ハウスメーカーや中堅ハウスメーカーが20社以上集まっているところもあります。
一つの住宅メーカーを見た後、比較する別のメーカーはまた数週間後では、見たときの感覚を忘れてしまいます。
しかし、住宅展示用であればその日のうちに数社の比較ができます。
その日のうちに何社も比較しできるのは、住宅展示場の大きな強みです。
それぞれのメーカーでコンセプトや特色が違うので、メモをとっておくと自分の家を建てるときの参考になります。
☑家ブロ.comの豆知識
家づくりの検討を始めたら、家づくり用のノートを買いましょう。
そのノートに気に入ったポイント、注意したいポイントなどをメモしていけば、自分が建てるときの参考になります。
住宅展示場のデメリットと注意するべきポイント
住宅展示場を見学することによるデメリットと見学するときに注意してぽしいポイントを紹介します。
住宅展示場のモデルハウスは非現実的な間取りと空間
住宅展示場は、通常の家の倍の広さの3倍以上の金額がかかっています。
住宅展示場は来場者を楽しませるために、自社がもつ最高級のグレードの仕様になっています。
具体的にどんな部分が現実的な間取りから外れるかというと
- 必要以上に高い天井 2.7mの天井(一般的には2.3m~2.4m程度)
- 大空間のリビング
- 子供部屋が全て8畳 最近は4.5畳~6畳
住宅展示場は広く豪華に見せる仕掛けがたくさんあります。天井の高さが高いのもその一つです。
そもそも、全体的に広い間取りになっているため、スケール感が実際の住宅と合いません。
見学する際は、「そもそも大きい家なんだ」だということを覚えておきましょう。
住宅展示場のモデルハウスは「住む家」ではなく、「見てもらう家」だということを覚えておきましょう。
☑家ブロ.comの豆知識
リビングを広くしたいけど、どうしても広くできない場合は、天井高を上げてみましょう。空間に広がりができ、広く感じます。
・住宅展示場は最高級グレードの家【建設費は1億超えも】
住宅展示場のモデルハウスは、一般的な住宅の3倍~5倍の建設費がかかっています。
モデルハウスの建設費が高い理由は以下のとおり。
- 生活スペースが全体的に広い
- 事務所スペース、商談スペースなどの特殊な使い方の部屋がある
- 内装、外装が一番いいものを使っている
- キッチンなどの設備が最新かつ高グレード
- 窓が全体的に大きめ
これらを積上げていくと、建設費が1億円以上のモデルハウスが出来上がります。
モデルハウスに行くと、どの住宅メーカーも高級なモデルハウスなので感覚がマヒしてきます。
あくまで、見せるための家であることを理解して見学しましょう。
住宅展示のモデルハウスは車でいうと、フルオプションの一番上級グレードみたいな感じです。
完成見学会のメリット・デメリット
完成見学会は、ハウスメーカーと工務店のどちらでも開催しています。
完成見学会は、「私たち住宅メーカーがお客さんと一緒に作り上げた家を見てください!私たちと一緒にこんな家をたてませんか?!」というイベント。
住宅展示場のモデルハウスと違い、超現実的な家を見学することができます。
それでは、完成見学会を見にいくメリット・デメリットを紹介します。
完成見学会の家を見にいくメリット
完成見学会は現実的な住宅を見学できる
完成見学会はオーナーさんが完成したばかりの家を、住宅メーカーにお願いされてお披露目をする場。
これから、そこに住むので超現実的な広さ、間取り、金額の家が見れるわけです。
完成見学会こそが、自分が家を建てるのに参考にできるモデルハウスなんです。
住宅メーカーを決める前には、必ず「完成見学会」にいきましょう。
そこで見る住宅が、あなたに合うか見極めるポイントです。
見学している家のこだわりのポイントを聞くことができる
ほとんどの完成見学会では、その家を建てるのに関わった営業さんがいるので、見学している家のこだわりのポイントや考え方を直接聞くことができます。
見学会を開催してくれているオーナーさんが、後悔しないように注意した部分を聞くのも重要です。
実物を見ながら質問できるのは、完成見学会のいいところです。
営業さんも思い入れがある家なので、熱く語ってくれますよ!
完成見学会は外観や内装を参考にできる
現実的な外装や内装を、生で見れるのもメリットの一つ。
住宅展示場のモデルハウスは、グレードの高い外装や内装を使っているため、参考にならないことが多いです。
住宅展示場のキッチンやユニットバスは大きすぎて参考になりません。同じ商品でも、サイズが大きいのと小さいのでは、印象がかなり変わります。
完成見学会の外装や内装は、現時的な選択支になるので、ぜひ参考にしてみましょう。
気に入ったポイントは、写真を撮らせてもらったり、メモをとったりして、マイホーム建築に向けて記録しておきましょう。
完成見学会のデメリットと注意するべきポイント
完成見学会のメリットを見て、これから完成見学会に行ってみたくなったと思います。
しかし、完成見学会に行く際には、これから紹介する内容に注意しておきましょう。
トイレがない場合がある
これからオーナーさんが住む家なので、基本的に家の中のトイレは解放していません。
ごくまれに、住宅メーカーさんが屋外に簡易トイレを置いてくれている場合もありますが、基本的にないと思っておきましょう。
特にお子さんと一緒にいく場合は、必ず事前にトイレを済ませておきましょう。
完成見学会にはトイレがない場合がほとんど。
大人も子供もトイレを済ませてから行きましょう。
完成見学会は混んでいるとゆっくり見れない
完成見学会はいわゆる「普通の家」。
このため、その家に住む人のスペースしかありません。
当然、そこに何世帯もの人が見学に来ると、どうしても狭くなってしまいます。
キッチン、風呂、リビングなど、見たいポイントが被ることが多いため、スムーズに見れないことも。
最近は完全予約制で開催されることも増えてきているので、そういった見学会はゆっくり見れる可能性が高いです。
完成見学会が混んでいるのは、その住宅メーカーが人気の証拠。
完成見学会は開催場所がバラバラ
完成見学会は、オーナーさんが建てた場所で開催されます。
このため、住宅展示場とは違い、開催地がバラバラ。
せっかく気になる工務店があっても、車で30分以上なんてこともあります。
気になる住宅メーカーが近くで開催している場合は、チャンスなので時間をつくって見にいきましょう。
完成見学会はちょっと遠くても見にいく価値がありますよ。
家も十人十色。
住宅メーカーを決めるまでは、なるべくたくさんの完成見学会にいくことをオススメします。
『住宅展示場のモデルハウス』と『完成見学会』の違いのまとめ
今回は住宅展示場のモデルハウスと完成見学会の違いを解説しました。
- 住宅展示場は夢を膨らませる場所
- 完成見学会は現実的な住み方を見学する場所
特に住宅展示場のモデルハウスを見に行くときは、上記の内容をを必ず覚えておいてください。
各住宅メーカーの完成見学会の情報を集めるには、事前に住宅メーカーに問い合わせをしておく必要があります。
見に行きたい住宅メーカーが、まだ定まっていない場合は注文住宅の資料請求で情報を集めるがオススメです。
家を建てる前にしっかりと各住宅メーカーを比較すれば、建設費を100万~400万も抑えることも可能です。
注文住宅の資料請求について、以下の記事を参考にしてみてください。