- 失敗しない家づくりをしたいと思っていませんか?
- 住宅展示場や完成見学会に行くにはまだ早いかも…
- どんなことから考えていけばいいか分からない
そんな悩みを解決します。
家は一生に一度の買い物なので、じっくり時間をかけて検討することも必要ですが、ポイントをしぼって時間を使うことが大切です。
家を建てるのに「とりあえず住宅展示場」に行ってしまうと、時間を無駄に使ってしまう可能性も。
この記事では、これから家を建てようと考えている人に向けて、家を建てる前に最初に考えること、やるべきことを紹介します。
この記事を読めば、住宅メーカーとの契約までの間に、どんなことを考えて進めていけばいいかが分かります。
家を建てるまでの全体的な流れ
家が完成するまでの全体的な流れは以下のとおりです。
家づくりは、住宅メーカーと契約するまでが重要です。
住宅メーカー選びでの目標は、あなたが理想とする家を得意分野とする住宅メーカーを探すこと。
住宅メーカーの役割は、あなたの理想とする家を、より素晴らしい家にして提案できるかです。
これから紹介する「家を建てる前に最初に考えておくべきポイント」は、あなたが理想とする家を具体化してもらうために必要なことです。
それでは順番に解説していきます。
家を建てるときに最初にするべき5つのこと
ここで紹介するポイント5つ。
- 必要な部屋数を考える
- 必要な駐車場の広さをイメージする
- 家を建てる予算を把握する
- 住宅メーカーの情報収集
- 建設地が決まっていない場合は土地探し
この5つを上から順番に進めていきます。
そうすることによって、住宅メーカーに対して要望を整理して伝えることができ、早い段階から、具体的な間取り作成が可能となります。
必要な部屋数を考える
部屋の数は、建設費用に直結する大事な目安です。
部屋の数が多くなるほど、家の面積が広くなるので建設費用が高くなります。
例えば、一般的な住宅の広さが35坪(115㎡)だとして、住宅メーカーの坪単価が60万円だとすると、2,100万円という計算になります。
面積が増えると、価格が高くなると覚えておきましょう。
☑︎家ブロ.comの豆知識
・1坪は3.3㎡(平方メートル)
・坪単価 住宅メーカーが建設費の目安として示す1坪あたりの費用
※坪単価の目安 建売 40〜50万円/坪、大手ハウスメーカー 60〜90万円/坪
一般的に多いのが4LDKです。
- LDK(リビング・ダイニング・キッチン)
- 主寝室
- 子供部屋①
- 子供部屋②
- その他(和室、書斎、趣味部屋など)
まずは、4LDKをベースに自分たちに必要な部屋数を考えてみましょう。
☑︎家ブロ.comの豆知識
最近はコロナ禍の影響で、間取りの中にテレワークスペースを入れることも多くなっています。
書斎が取れない場合でも、小さな書斎スペースがあると便利です。
テレワークスペースを作るときは、コンセントや照明などの仕事に必要な設備を忘れないようにしましょう。
必要な駐車場の広さをイメージする
車の使用頻度が高い場合は、駐車場の台数と配置を大まかに考えておきましょう。
駐車場の配置は、道路への出入りを考える必要があるので、敷地によって、ある程度決まってしまいます。
実際にどんなふうに考えるかというと
- 例1:敷地が広い場合 車を横並びに配置できるか、来客用の駐車スペースは必要か
- 例2:敷地が狭い場合 縦列駐車なら複数台と停められるか or 庭スペースを減らすか
住む場所が変わることによって、車の台数が変わるかのせいがあるかも考えておく必要があります。
家の間取りやプランを考えるときは、使用頻度の高いものから優先的に決めていきましょう。
予算をどこに使うかが、とっても重要です。
おおまかな予算を考えておく
ここでは、建物本体以外にかかる主要なものを紹介します。
- 建設費
- 外構費(庭・駐車場・フェンスなど)
- 備品(家具、カーテン、照明、ソファー、ベッドなど)
- 諸経費(登記費用、住宅ローン関係、火災保険など)
簡単に目安を紹介します。
- 建設費 2,500万(35坪)※土地は含まない
- 外構費(庭・駐車場・フェンスなど)200万
- 備品(家具、カーテン、照明、ソファー、ベッドなど)150万諸経費(登記費用、住宅ローン関係、火災保険など)建設費の10%
合計 3,100万
2,500万の家を建てようとすると、総額で3,100万かかる計算です。
諸経費は予算オーバーにならないように多めに設定(一般的には3~6%程度をみておけばOKです)
住宅情報誌やダイレクトメールに記載してある金額は、あくまで住宅本体の価格なので、そのほかにもかかる費用があることを知っておきましょう。
住宅メーカーの情報収集
ここからは、住宅メーカー選びが始まります。
①~④までで、漠然と建てたい家のイメージと予算が決まっているはずなので、その要望を叶えてくれる住宅メーカーを探します。
代表的な方法としては以下の3つがあります。
- 住宅展示場に行く
- 各メーカーのホームページからカタログ請求をする
- 住宅メーカーの一括資料請求をする
簡単にそれぞれ、どのような内容か まとめてみました。
住宅展示場 | ・一度に多くの住宅メーカーを見学できる ・営業さんの話を聞いていると1日、3件が限界 |
ホームページからカタログ請求 | ・欲しい情報のみを入手できる ・他の住宅メーカーの比較ができない |
住宅メーカーの一括資料請求 | ・家にいながら、多くの住宅メーカーの情報が集められる ・間取り図や資金計画書を作成してくるサイトもある。 |
家が建てたくなると、実物が見たくなると思うので、1回は住宅展示場にいってみるのもいいと思います。
住宅展示場のモデルハウスと、完成見学会は見るべきポイントが違いますので注意してください。
詳しい内容は以下の記事で紹介しています。
建てたい住宅メーカーがある程度 決まってる人は、その住宅メーカーのホームページから資料請求をしたり、直接モデルハウスを見に行ったりすればOKです。
もう一つの方法としては、住宅メーカーの一括資料請求があります。
これは、こだわりの家を建てたい人にオススメです。
一括資料請求は、テレビCMを流したりしない地元工務店や中堅ハウスメーカーを知ることができます。
「大手ハウスメーカーと比べると400万も安く建てられた」なんてこともあります。
費用が一切かからないので、時間を有効に使いたい人にもオススメです。
土地から決める場合は土地探し
土地選びは、相場や地域性を知るためにも早めから情報収集してきましよう。
しかし、土地の契約は住宅メーカーがある程度決まる待ちましょう。
その理由は住宅ローンです。
住宅ローンを受けるのに、住宅メーカーとの工事請負契約書が必要な場合があります。
※工事請負契約書とは、一般的に言われる住宅メーカーとの契約書のこと
それに気づかずに土地を決めてしまうこと、すぐに住宅メーカーを決めることになります。
土地を決めてしまったが故に、住宅メーカーをゆっくり選べないとなると本末転倒です。
土地探しは、住宅メーカーに目星をつけてから決定しましょう。
住宅メーカーを探しながら、住宅ローンの準備も始めましょう。
家を建てるときに最初にするべき5つのまとめ
もう一度、家を建てる前に最初に考えておくべき5つのポイントをおさらいします。
- 必要な部屋数を考える
- 必要な駐車場の広さをイメージする
- 家を建てる予算を把握する
- 住宅メーカーの情報収集
- 建設地が決まっていない場合は土地探し
基本的に、上から順番に考えていきましょう。
考えていく過程で、どんどん夢が膨らんでいき、一番楽しいときです。
この5つのポイントを考えた上で、住宅メーカーを選んでいけば大きな失敗をすることはありません。
一生に一度の大きな買い物なので、いっぱい悩んで、いっぱい比較しましょう。